新環境スタンデッキの草案（BWG Junk Ramp）

茨城県内・近隣にお住まいのプレイヤーの方々へ
つくば市・土浦市の数名のMTGプレイヤーを発起人として、大会運営を行うサークル「Five Colors Convention」を立ち上げました！

また、来る10月8日（体育の日）に、初の大会である「FCC 1st」を開催いたしますので、ぜひぜひご参加ください。フォーマットは「ラヴニカへの回帰」３パックを使った取りきりドラフト（３回戦）です！賞品も出ます＾＾

詳細は以前の日記（http://tanemaki.diarynote.jp/201209241520592910/）をご参照ください。
サークルのWEBサイトも作りましたので、こちらもご覧ください。（https://sites.google.com/site/fccmtg/）

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ミラディンの傷跡ブロック＋M12が落ち、新たなスタン環境が始まるに対し、次の自分のデッキはどうしようかなとここ数日考えてみた。まず思ったのが「速いビートダウン、特にゾンビートはやりたくないなあ」だった。昔も含めて元々あまりアグロデッキを好んで使ってきた身ではないし、ゾンビートを使った一番の理由も「抹消者が使えるデッキで一番強そうだったから」だった。でもゾンビートというデッキ自体は使うにつれてどんどん好きになっていったデッキで、デッキ発祥時も他の色と比べて個々のカードパワーがあまり高くないカードを上手く組み合わせて作りだされたし、（ほかのデッキでもそうかもしれないけど）未だに完成形というものが存在しないくらい自由度が大きいという意味で好ましいデッキだとも思っている。

ただし、ウィザーズの見え見えなごり押しが入ってきた次環境のゾンビデッキはあまり使う気がしない。どちらかというと、そういうメジャーなデッキをいわせてNDK？NDK？するデッキの方が使いたい。

で、自分のやりたいアーキタイプって何かなーと考えた際、思い浮かんだのが「除去を中心としたボードコン」と「ビッグマナでパワーカードを叩き付けるデッキ」だった。後者については、現環境で使いたいデッキというのがゾンビ・黒コンに次いでケッシグだったというのがある。モダンでもビッグマナ（半分コンボ）系デッキとしてトロンを使ったことがあるけど、速いデッキにギリギリまで追い込まれた瀬戸際で盤面を一発でひっくり返すようなカードを叩き付けて逆転勝ちするのがとても楽しかった。

その二つについてそれぞれデッキを考えたときに、前者はジャンドコンを構想したわけだが、「次環境初期には間違いなくトップメタとなるゾンビに対してどのように対処するか」と考えたときに、最終的なソリューションとして出てきたのが「除去で対処するよりもゾンビにないカードパワーをもつクリーチャーを叩き付けるのが一番効果的」というものだった。《スラーグ牙/Thragtusk(M１３)》然り、である。そして、そういう戦略をとるならジャンドコンにしても一定のマナ加速手段を確保しなければスピードで負けてしまう。とするなら、フィニッシャーの色を考えるとジャンドという色よりいい組み合わせがあるのでは？と考えた。

そして、最終的に出てきたのが、「フィニッシャーとしてなら一番いいのはあの卑猥♂なワームだよね」だった。

もうお気づきだろうか。上にぐずぐずと書いた文面は、ただ、「♂ワームでｽﾞﾎﾞｫｯ! ｱｯｰ!してちっぽけなアグロクリーチャー相手に【こいつを見てくれ、どう思う？】→【すごく・・・大きいです】」したいだけのための言い訳なのである。

さて、そういうことで脳内で構成・軽く調整してみたのが下のBWG「Junk Ramp」である。

BWG Junk Ramp

4 《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
4 《寺院の庭/Temple Garden(RAV)》
4 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(M１３)》
2 《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel(ISD)》
2 《森林の墓地/Woodland Cemetery(ISD)》
3 《大天使の霊堂/Vault of the Archangel(DKA)》
1 《進化する未開地/Evolving Wilds(M１３)》
2 《森/Forest(ZEN)》
2 《平地/Plains(ZEN)》
1 《沼/Swamp(ZEN)》
25 Lands

4 《スラーグ牙/Thragtusk(M１３)》
4 《大軍のワーム》
3 《静穏の天使》
11 Creatures

4 《遥か見/Farseek(M１３)》
4 《レインジャーの道/Ranger’s Path(M１３)》
2 《セレズニアの魔鍵》
4 《終末/Terminus(AVR)》
4 《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》
3 《ニンの杖/Staff of Nin(M１３)》
2 《見えざる者、ヴラスカ》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring(M１３)》
24 Spells

Sideboard
2 《セレズニアの声、トロスターニ》
3 《突然の衰微》
2 《ロクソドンの強打者》
3 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(M１３)》
2 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
2 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(M１３)》
1 《殺害/Murder(M１３)》

＊自分で改造していった部分が大きいけど、大本のデッキ案はSilvestriの書いた記事http://www.channelfireball.com/articles/silvestri-says-return-to-ravnica-sketches/を参考にしています。

スラーグ牙、♂ワーム、静穏な天使は、次の環境において「出ただけで爆アドを生み出すフィニッシャー」トップ３になると思っている。また、《ニンの杖/Staff of Nin(M１３)》はタイタンの落ちた環境での６マナ域として、さらにこのようなランプ系デッキとしては十分採用に値する。さっさと６マナ域に達してこいつを置いてしまえば、毎ターンカードを引き次々とパワーカードを連打することが可能になる。ヴラスカは強いと思っているのもあるけど半分は趣味枠。翻訳記事Uncharted Realmsを見て、「さぁ、お前の罪を数えろ」と言わんばかりのかっちょいい登場シーンに惚れた。ワームとは別に、次環境で唯一フレイバーから自分のデッキに入れたくなったカードである。

こいつらをぶち込み、あとはマナ加速と、次環境最強のリセット呪文である《終末/Terminus(AVR)》、速いデッキに対しマナ加速に詰まった場合の時間稼ぎとして《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》を採用。

無色土地として《大天使の霊堂/Vault of the Archangel(DKA)》を採用したが、普通に強いと思う。どのクリーチャーが接死・絆魂をつけて殴っても単純に強い。

メインにはあまり黒が入っていないが、それでも土地構成で黒マナを一定数確保している理由はサイドにある。

未練でも序盤を防ぎきれなさそうなアグロ相手には、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(M１３)》の方がより盤面を凌げる。トラフトやコントロール相手にはリリアナも役に立つ。突然の衰微はクリーチャー除去としてみたら弱いけど、アーティファクト・エンチャント破壊も含めた万能除去として見れば強い。トラフトに付く装備品やエンチャントだったり、灯篭や人脈だったり、魔鍵だったり凄いリングだったり、あるいはリリアナや白系の３マナ域が空いてきたことによって使われるかもしれないアジャニだったり、環境にありそうなものはほぼ全て３マナ以下なので、それらを１枚で対処できる衰微は強いんじゃなかろうか。

クリーチャー除去としては、サイドから追加で１枚入れる除去としては《殺害/Murder(M１３)》が一番対応力が大きい。３マナなのは癪だけど、まあ一度はウィザーズの意向に従って使ってみることにする。Foilあるし。

ロクソドンの強打者は、リリアナを使ってきたりする相手や、白青系のコントロール相手に入れてみようかと考えている。打ち消されない＋ハンデスで出てくる4/4というサイズは無視できず、こいつが序盤に出ることで相手にプレッシャーを与えるとともに、こいつに除去を使わせることで後続のクリーチャーを間接的に助けることができると考える。

トロスターニも趣味枠だけど、このようなランプデッキは次の環境でも一定数いそうで、そういうデッキとのパワーカードの叩き付けあいになったときに役に立つんじゃないかと思う。色拘束きついので今の構成で出せるかわからないけど、こいつを出したあとでスラーグ牙なりワーム♂を出せばそれだけでライフアドが凄いことになる。今のクリーチャー数で居住がどこまで役に立つかはわからないが、スラーグ牙トークンやワームトークンの居住に成功すればこれも盤面に多大なアドバンテージをもたらしてくれる。

大体デッキ構想としてはこんな感じ。後は作ってみて回してみて、調整していくとしよう。