とりあえずエンディング+CGコンプまで、実績コンプはまだしてないと思う。
帰省後2~3日で終わるかなーと思っていたら1週間以上かかったでござる。
↓以下ネタバレ込み感想
■良い点
・ストーリーは良く練りこまれていると思う。冗長に感じる部分(序盤)は確かにあったけど、物語が動き出してからは一定のテンポを保って進行していたし、Chapterごとに大きくも小さくも起承転結があり、読みやすかった。Chapter10,11は転から始まっていたけど、そのあたりの接続も自然で入りやすかった。
・声優陣に関しては文句なし。ダルの声素人くさいなーって感じてたけど関さんだったんですねwわざとああいう声を出してたのかな。まゆりの声も能天気で場に合ってなくて(いい意味で)イライラするところがあったり、逆にオカリンが参っちゃったところであのゆったりボイスが聞こえて助かったりと、物語に合致した声だっと思う。クリス、萌郁の声優さんはすごく上手かったですね、クリスに関してはChapter10のラジ館での会話、萌郁に関してはChapter9のアパートでのもみ合いと、見せ場でちゃんと感情のこもった演技をしていたのが凄いと思いました。鈴羽もフェイリスも上手かった。「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した」は熱演でしたね。ちなみにオカリンの声はよんどしー戦と一部のキメ台詞以外はずっとOFFにしてました。この手のゲームでは主人公ボイスは消す派なので。
・音楽は僕の好きな阿保 剛さんだったので安心して聞けました。阿保 剛BGMはゲーム版「すべてがFになる」、Ever17と聞いてきたのですが、何年か空いて少し音楽の趣向が変わったように感じました。機械的なテクノである点は一貫してますが、シュタゲのBGMはどっちかというとずっしり沈んで無機質なテイストではなく軽めでテンポの良いちょっと感情の入った音楽であった気がします。
・綺麗に伏線を回収できている。
ゲームクリアした時点で特にほったらかしの伏線は無くて、自分の中で気になっていた部分、例えば「17日にメール消去じゃ遅くね?」とか「脅迫メール送ったのだれよ?」とかも少し考えればシナリオ本文の中にちゃんと回答が用意してあって、ちゃんと練りこんであったんだなと納得することができました。True Endで鈴羽が来たのも、β世界線では2000年にタイター(=鈴羽)が来ていた、また物語冒頭ですでにオカリン自身がタイムマシンを見ていたことから、「予定されたもの」としてみることができたし。
・True Endに行き着くために色んなセーブポイントからやり直しているときには、自分もタイムリープしている感覚を味わえてオカリンに上手く感情移入することができました。
■悪い点
・True Endに至るまでのルートが細かすぎorz この手のゲームでは①選択肢はあるものの基本的には1本道、②大きな分岐点が2~3あるが筋道立てて考えれば初見であってもTrue Endに行き着くことが可能とか、③細かな分岐で√変わってもそれぞれのルートにストーリーの中で本質的に重要な伏線が張られている、のどれかでないと自分は楽しめないんですが、シュタゲはTrue Endに行くまでの分岐が細かすぎ+考えても分かるかこんなもん的な選択が多く、結局最後作業ゲーになってしまってまず萎えた。あとTrue Endがクリス攻略エンドの延長なのも萎えました。それならそれでクリスに関わることでTrue Endにいけるという「演出」が分岐前にしろ他エンディング突入にしろ欲しかったところです。上記のとおり選択が細かすぎて作業ゲーしちゃったので、Chapter 10のクライマックスあたりで上手く感情移入することができず、オカリンクリスチュッチュの場面も( ゚д゚)←こうならざるを得なかった。あとTrue End以外のエンディングもうちょっと凝っても良かったのでは?あれではただのバッドエンドなので、そういったエンディングの中にもTrue Endに関わってくる伏線を絡めて欲しかった。
・True Endの盛り上がりが弱い
まず初めに、True Endの最後にまでなってあんな雑魚キャラガイキチ中年出すなよorz 、見ていて不快な気分にしかならなかったし、最後に悪者を出すなら、もうちょっとカリスマ出すかもうちょい本編の中で絡めても良かったのでは?まずこれで萎える。
次に、良い点として伏線が綺麗に回収されているというのを書きましたが、逆に言えば綺麗にいきすぎてインパクトが薄かった。Chapter11で自分の気づいていた伏線も気づいていなかった伏線も一気に回収されておおおおおおおお!!っていうのを期待していたんですが、それが無かった。スタッフロール流れて鈴羽が来たところで逆流したのでちょっとテンションあがったんですけど、それも「おおおおおおお・・・おお?」みたいな感じで終わってしまいました。結果的には”なるべくしてなった”エンディングで、それ故に綺麗にまとめられて完成度高いなあとも思ったけど、盛り上がりが足りなかったのは否めませんでした。もうちょっと無理して、「α世界線の出来事も含めてすべて2025年のオカリンの計画だった。それを匂わす様にα、β世界線でところどころに未来のオカリンからの干渉が来ていた」とかがあったら自分としてはかなりテンション上がっていたと思います。
■まとめ
この手のSFAVGとして自分が比較対象として思い浮かべるのは、マブラヴシリーズ(特にオルタ)とEVER17です。で、シュタゲはこの二つと比較したときにどうしても「綺麗にまとまっているけどちょっとインパクト薄いな」っていうのが正直な感想になってしまいます。伏線の回収の仕方、シナリオ終盤での盛り上がりに関してはEVER17のほうが圧倒的に上だし、設定の懲り方、演出、キャラ設定(キャラへの感情移入)という点ではマブラヴには適わないと思います。True Endは虚無感漂うけど達成感もあり少し救いもありで、終わった後に「やってよかった」と思ったけど、上二つをクリアしたときに感じた「あああ終わってしまったー」ていう感情はあまり湧きませんでした。もうちょっとTrue Endが良ければ・・・
とりあえずアニメの評価も高いのでアニメも見ます。
帰省後2~3日で終わるかなーと思っていたら1週間以上かかったでござる。
↓以下ネタバレ込み感想
■良い点
・ストーリーは良く練りこまれていると思う。冗長に感じる部分(序盤)は確かにあったけど、物語が動き出してからは一定のテンポを保って進行していたし、Chapterごとに大きくも小さくも起承転結があり、読みやすかった。Chapter10,11は転から始まっていたけど、そのあたりの接続も自然で入りやすかった。
・声優陣に関しては文句なし。ダルの声素人くさいなーって感じてたけど関さんだったんですねwわざとああいう声を出してたのかな。まゆりの声も能天気で場に合ってなくて(いい意味で)イライラするところがあったり、逆にオカリンが参っちゃったところであのゆったりボイスが聞こえて助かったりと、物語に合致した声だっと思う。クリス、萌郁の声優さんはすごく上手かったですね、クリスに関してはChapter10のラジ館での会話、萌郁に関してはChapter9のアパートでのもみ合いと、見せ場でちゃんと感情のこもった演技をしていたのが凄いと思いました。鈴羽もフェイリスも上手かった。「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した」は熱演でしたね。ちなみにオカリンの声はよんどしー戦と一部のキメ台詞以外はずっとOFFにしてました。この手のゲームでは主人公ボイスは消す派なので。
・音楽は僕の好きな阿保 剛さんだったので安心して聞けました。阿保 剛BGMはゲーム版「すべてがFになる」、Ever17と聞いてきたのですが、何年か空いて少し音楽の趣向が変わったように感じました。機械的なテクノである点は一貫してますが、シュタゲのBGMはどっちかというとずっしり沈んで無機質なテイストではなく軽めでテンポの良いちょっと感情の入った音楽であった気がします。
・綺麗に伏線を回収できている。
ゲームクリアした時点で特にほったらかしの伏線は無くて、自分の中で気になっていた部分、例えば「17日にメール消去じゃ遅くね?」とか「脅迫メール送ったのだれよ?」とかも少し考えればシナリオ本文の中にちゃんと回答が用意してあって、ちゃんと練りこんであったんだなと納得することができました。True Endで鈴羽が来たのも、β世界線では2000年にタイター(=鈴羽)が来ていた、また物語冒頭ですでにオカリン自身がタイムマシンを見ていたことから、「予定されたもの」としてみることができたし。
・True Endに行き着くために色んなセーブポイントからやり直しているときには、自分もタイムリープしている感覚を味わえてオカリンに上手く感情移入することができました。
■悪い点
・True Endに至るまでのルートが細かすぎorz この手のゲームでは①選択肢はあるものの基本的には1本道、②大きな分岐点が2~3あるが筋道立てて考えれば初見であってもTrue Endに行き着くことが可能とか、③細かな分岐で√変わってもそれぞれのルートにストーリーの中で本質的に重要な伏線が張られている、のどれかでないと自分は楽しめないんですが、シュタゲはTrue Endに行くまでの分岐が細かすぎ+考えても分かるかこんなもん的な選択が多く、結局最後作業ゲーになってしまってまず萎えた。あとTrue Endがクリス攻略エンドの延長なのも萎えました。それならそれでクリスに関わることでTrue Endにいけるという「演出」が分岐前にしろ他エンディング突入にしろ欲しかったところです。上記のとおり選択が細かすぎて作業ゲーしちゃったので、Chapter 10のクライマックスあたりで上手く感情移入することができず、オカリンクリスチュッチュの場面も( ゚д゚)←こうならざるを得なかった。あとTrue End以外のエンディングもうちょっと凝っても良かったのでは?あれではただのバッドエンドなので、そういったエンディングの中にもTrue Endに関わってくる伏線を絡めて欲しかった。
・True Endの盛り上がりが弱い
まず初めに、True Endの最後にまでなってあんな雑魚キャラガイキチ中年出すなよorz 、見ていて不快な気分にしかならなかったし、最後に悪者を出すなら、もうちょっとカリスマ出すかもうちょい本編の中で絡めても良かったのでは?まずこれで萎える。
次に、良い点として伏線が綺麗に回収されているというのを書きましたが、逆に言えば綺麗にいきすぎてインパクトが薄かった。Chapter11で自分の気づいていた伏線も気づいていなかった伏線も一気に回収されておおおおおおおお!!っていうのを期待していたんですが、それが無かった。スタッフロール流れて鈴羽が来たところで逆流したのでちょっとテンションあがったんですけど、それも「おおおおおおお・・・おお?」みたいな感じで終わってしまいました。結果的には”なるべくしてなった”エンディングで、それ故に綺麗にまとめられて完成度高いなあとも思ったけど、盛り上がりが足りなかったのは否めませんでした。もうちょっと無理して、「α世界線の出来事も含めてすべて2025年のオカリンの計画だった。それを匂わす様にα、β世界線でところどころに未来のオカリンからの干渉が来ていた」とかがあったら自分としてはかなりテンション上がっていたと思います。
■まとめ
この手のSFAVGとして自分が比較対象として思い浮かべるのは、マブラヴシリーズ(特にオルタ)とEVER17です。で、シュタゲはこの二つと比較したときにどうしても「綺麗にまとまっているけどちょっとインパクト薄いな」っていうのが正直な感想になってしまいます。伏線の回収の仕方、シナリオ終盤での盛り上がりに関してはEVER17のほうが圧倒的に上だし、設定の懲り方、演出、キャラ設定(キャラへの感情移入)という点ではマブラヴには適わないと思います。True Endは虚無感漂うけど達成感もあり少し救いもありで、終わった後に「やってよかった」と思ったけど、上二つをクリアしたときに感じた「あああ終わってしまったー」ていう感情はあまり湧きませんでした。もうちょっとTrue Endが良ければ・・・
とりあえずアニメの評価も高いのでアニメも見ます。